川村所長のプライベート日記
2017.10.10
Stat Vein:静脈可視化機器
赤外線と可視光を当てることにより瞬時に静脈を可視化できる装置Stat Veinを購入しました。
https://www.youtube.com/watch?v=W7Erxf9lsKU&feature=youtu.be
https://med.fjtex.co.jp/products/blood/stat-vein/
血管が見えやすい人だと下のように映し出すことができます。
血管が見えにくい人はどうなっているかというと
のように映ります。
この器械は、還元ヘモグロビンが持つ、「赤外線を吸収する」という特性を利用し、可視光線(約640nm)および赤外線(約785nm)を組み合わせた光線を皮膚に照射し、反射された赤外線を二つのセンサーで感知し、正確な皮下静脈の位置を皮膚表面に投影することで可視化しています。
腕からどのくらいの高さから照射するかによって投影される血管の太さが異なってくる。
阿佐谷すずき診療所の浅野先生たちが30名の透析患者さんに対して使った使用経験から検討された結果を以下に示す。40㎝の高さからの照射が実際の血管径からのずれが少ないことがわかる。
尚、彼らの検討から可視化が確認できなかった血管として、シャント血流が多い血管や皮下組織である脂肪膜の下を走行する血管が指摘されており、還元されたヘモグロビンが少ない血管や、赤外線の産卵を強くする久組織の脂肪膜の下の血管はセンサーによる反射赤外線の完治が困難になることが示唆された。
www.tokyo-hd.org/pdf/41th/41th_04.pdf