川村所長のプライベート日記
2018.02.13
主治医が見つかる診療所 今年つけるべき健康習慣
2018年1月11日放送の主治医が見つかる診療所
『今年つけるべき健康習慣』
1 1階上がる2階下がる、を階段で ワンアップ、ツーダウン
2 電話の時に立ち上がる
3 緑茶をこまめに飲む
4 よく噛んで食べる
5 歩幅を広くして早歩き
6 寝ながらストレッチ
7 水に触れたら5秒間お尻の穴を締める
8 お酒を飲むときは一緒にトマトを摂る
9 青ネギを毎日食べる
10 主治医が見つかる診療所を見る
『咀嚼の本』に記載されている日本咀嚼学会が行った調査
健康男性に満腹になるまでおにぎりを食べてもらう際に、何も意識しないで噛んで食べた場合(通常)とよく噛むことを意識して食べた場合で約23%の摂取カロリーが減少しました。これを1ヵ月実施すると391×30=11,730Kcalをカットすることができます。
成人女性の一日平均摂取カロリーは1700Kcalですから、1700×0.23=391Kcalの減少が実践できることになります。
一般的には一口30回噛みましょうといわれています。しかし、回数を数えながら食べていると味わって食べている感じはしません。
そこで、一口分を1/4の大きさや量にして食べてみましょう。
ハンバーグを普段の大きさの1/4にして食べてみる実験をしてみました。
この被験者の方は、もともとよく噛んで食べている人でしたが普段の大きさで食べた場合、539回でしたが、一口分の大きさを1/4にカットして食べていただくと1195回となり2.2倍以上に増えました。
1回に噛む回数が少ない人は、この効果はより強く出ます。実際同じ回数を噛んで食べた場合には4倍になるのです。
高価な食べ物や貴重な食べ物を食べる際には、無意識に小さくして食べますよね。
それは、普段の大きさで食べていると、噛んでいるうちに、舌が食べ物を奥の方へ送り込んでしまうために、味わう前に胃に落ちてしまうので、味わうまで噛み続けられる大きさに小さくしているのです。
『小さくして食べなければいけない』と考えていると、食べ終わった時に気付いたり、実践できにくいのですが、『味わって食べていないから損をしている』と自分に言い聞かせてみてください。ヒトは損をしている行動は続けないものです。毎日自分に言い聞かせていれば、気がついた時には小さく切ってゆっくり味わっている自分に出会えると思います。