川村所長のプライベート日記
2014.06.24
yomiuri Dr. 連載中のスマート健康塾 第1回
6月23日よりダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾 第2回『「超高級品」味わう食べ方で…脳をだますダイエット』が掲載されています。
第1回目の内容は、
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=100094
でご覧になれますが、以下のものです。
リバウンドせず、食べない我慢もしないダイエット法
コラムの第1回は、夏に向けて関心が高い「ダイエット」の話題にしましょう。
ダイエット本が氾濫しているのは、ダイエットがたとえ成功しても長続きしないからです。
確かに、食べるものを我慢して摂取カロリーを控えたり、激しい運動をして、運動消費量を増やしたりすれば、短期間で劇的に体重を落とすことは可能です。しかし落とした体重を維持できない人がほとんどではないでしょうか。我慢や努力が続く人は問題ありませんが、多くの人はそうではないのです。
私は、リバウンドしない、時間もかけない、お金もかけない、食べない我慢もしないダイエット方法を数年前に開発しました。そのダイエット法「腹ペコウォーキング」を紹介します。
私は運動が嫌いで48歳の時には下記の写真のようなメタボ体形になっていました。でも、通勤時間に腹ペコウォーキングをしていたら、3か月後には真ん中の写真になったのです。最近は少し歩き方を変えてやっていたら右端のように腹筋が割れてきました。ぜひこれから説明する方法を皆さんもやってみてください。
実際にやることはすごく簡単なことで、歩く際におなかを出し入れするだけです。正しいやり方はありませんが、効果的なやり方が人によって異なるので、いくつかのやり方を以下に説明します。
● 腹ペコウォーキングの注意点
1.腹筋に力を入れて、ゆっくりと引っ込める
早く引っ込めると反動を使った動作になり、脂肪燃焼効率が低下します。
2.おなかを出す際にも腹筋に力を入れてゆっくりと出す
通常は腹筋の力を抜いて、おなかを出しています。ここで腹筋に力を入れて行うことにより、消費カロリーが増えます。ただし力を入れすぎると反動を使った動きになり消費カロリーが低下することと、筋肉痛が出てきたり、呼吸が荒くなって、腹ペコウォーキングの持続が困難になります。
3.おなかに手をあてる
おなかを出す際に腹筋にうまく力が入りにくい人は、おなかに手を当てて、手でおなかを押し込むようにした後、手の力を緩めないまま、腹筋に力を入れて、ゆっくりとその手を前に押し出すようにしてみましょう。
4.息苦しくないペース
おなかを動かす際に呼吸が連動する人がいます。息苦しくないペースで歩くスピードを調節してください。それでも息苦しくなるのでしたら、自分の呼吸のペースに合わせておなかを出し入れしてもOKです。その際には足の動きとの関係は無視してください。
● ペースもいろいろ
2歩で1回のリズム:
右足を前に出した際におなかを出し、左足を前に出した際におなかを引っ込めるだけです。
4歩で1回のリズム:
1歩目2歩目の動きで、おなかをゆっくり突き出し、3歩目4歩目でおなかを引っ込めましょう。「出して、出して、引っ込め、引っ込め」です。
4歩で1回のリズムのバージョンアップ編:
1歩目2歩目の動きで、おなかをゆっくり突き出し、3歩目でおなかを引っ込め、4歩目で力を入れている腹筋を上に持ち上げるように力の入れ方を変えましょう。「出して、出して、引っ込め、上げて」です。
1歩に1回のリズム:
1歩ごとにおなかの出し入れをします。足を出す際におなかを出し、足が着地するときにおなかを引っ込めます。ゆっくり歩かないと、かなりきつい運動になります。おなかの動きと呼吸が連動する方は、この方法はやらないでください。
腹筋割りスウィング歩行:
右足を出した時に右の腹筋を引きあげるように力を入れ、左足を出した時に左の腹筋を引き上げるように力を入れます。