川村所長のプライベート日記

2014.07.07

YomiDr.4回目『糖質ダイエットの問題点』

今日からYomi Dr.四回目の記事が掲載されています。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=101277

第三回目の記事は下記のモノでした。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=100693
きゅうりもみを作ってみましょう。きゅうりを薄くスライスし、塩を2グラムほど振りかけ軽くもみ、15分ぐらい放置して、搾ってみると、なんと水分を50-60ミリ・リットルほど搾り出せます。

 つまり、細胞の外に塩があると、細胞から水を引き出すのです。塩分をいっぱい取ると、細胞から引き出された水分が血管の中に移動します。初めのうちは、血管が拡張して、血圧が上がらないように対応します。緊張している時やストレスがある時、運動開始時などでは血圧を上げるホルモンが分泌され、血管が収縮し、普段より血圧が上昇するようになってきます。

 この状態が続くと、次第に血管が固くなってきて動脈硬化が起こり、ストレスがない時でも血圧が高くなってきます。

濃い味や塩辛いもの、本当に好きですか?

 薄味を心がけ、塩の量を減らしておけば、こういった血圧の上昇を抑えられます。シンガポールやブラジルの人は1日3グラムぐらいしか塩分を取らないので、年をとっても血圧が上がってきません。

 日本人は、「濃い味が好きだ」「塩っ辛いものが好きだ」と言う人が多いのですが、本当に濃い味や塩っ辛いものが好きなのか考えてみましょう。

 刺し身の表と裏にしょうゆをたっぷりつけて食べ、「この食べ方が好きだし、おいしいからいいじゃない」と言われる人もいます。

 ここで考えてみましょう。大間産のホンマグロのおいしいトロの部分を3切れプレゼントされた場面を想像してみてください。

 「今までと同じ食べ方をしますか?」

 数千人の患者さんや健診受診者に聞いた結果は…。

 「もったいないから、味わってじっくり食べるよ。一切れが大きめだったら、小さく切って食べるよ」と言われる方がほとんどでした。

 それでは、「しょうゆのつけ方は?」と聞くと、半分以上の人が「しょうゆはつけないかほんのちょっとにするよ」で、「今まで通り」と答えた人は、数名しかいませんでした。そのうちの1人は、「刺し身の味が嫌いだから、しょうゆで消しているのでそのままだよ」と答えました。

 つまり、しょうゆの味が濃すぎると、刺し身の味がわからなくなってしまうことを、実はみんな知っているのです。

 だから、「この一切れが、効果で希少価値のものだ」と思い込むことができれば、しょうゆの量は減るはずです。

 握りずしの場合、ネタにしょうゆをつけそのネタを下にしたまま、食べてみましょう。結構しょうゆの味が濃く感じられます。ネタを下にして食べる習慣をつけると、しょうゆの量が減るはずです。

 また、握りずしを半分に切ってもらうと、一貫が二貫に早変わりし、お得感も。実際、いつもよりも食べる量が減り、経済的にもお得ですし、塩分摂取量も減少します。

 口内炎がある時は、塩・しょうゆ味のものを食べると、痛くてつらいことは皆さん経験されていると思います。近年の日本人の胃がんの多くは、塩の取り過ぎがかなり悪さをしているのが、分かってきています。小さく切って、ゆっくり味わって食べる食べ方を心がけましょう。

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