川村所長の勉強会参加記録
2013.07.18
レストレスレッグス症候群
2013年7月16日 横浜市健康福祉センター
演題「レストレスレッグス症候群」
演者:大塚製薬株式会社 学術部 伊藤勝浩さん
内容及び補足「夜寝る際に、足の表面ではなく内側に不快な感じがあり、何かに熱中していたり、動かしたりすることにより、症状が減弱・消失する状態をレストレスレッグス症候群Restless Legs Syndrome (RLS)といい、日本人では2~5%の人に症状がみられ、日常生活に支障が出ている人は1.5%、といわれています。
加齢に伴い有病率は上昇し、60-70歳代にピークがあります。
原因は不明ですが、ドーパミン作動性神経の障害と鉄代謝の異常が注目されています。
原因のある二次性のRLSと原因のない特発性に分けられ、発症時期により早期発症と後期発症に分けることができます。
診断は下記流れになり、四つの診断基準と三つの補助的特徴があります。
レストレスレッグス症候群の重症度スケールという質問票があり、質問による点数で重症度を分けています。
近年ビ・シフロール、ニュープロパッチという薬剤が適応になり、治療の選択肢が広がってきた。